パチスロの軍資金を投資として借入した結果は…

私は十年ほど前に一度だけ借金をしたことがありました。会社は当時から一番有名だった消費者金融です。消費者金融と言えば何か悪いイメージのあるものだったので、なんとなく出来るだけ知名度が高く公正な会社が良いだろうと考えたのでしょう。今となっては過払い金が発生したり、武富士などの多くの有名消費者金融が淘汰されたりして、こう言う形のない商売はやはり信用が大事なのだなと改めて実感しました。

真面目に取り組み労力に見合うかどうかを勝算を立てた

一時は30万円ほどにまで借金が膨らみましたが、さすがに一社だけでも非常手段なのに、複数社借りるような考えはありませんでした。これでどうにかならなかったら、諦めて地道に返そうと心に決めていました。お金を借りた理由は、なんとパチスロの軍資金です。こう言うともう愚の骨頂のように聞こえますが、私の場合、ちゃんと勝算を立てての事でした。

一部の人間はプロとしてパチンコパチスロでお金を稼いでいるという事は周知の事実ですが、取り分けパチスロの場合、天井狙いと言った誰もが出来る必勝法が存在したのです。これは特定の回転数に至ると、必ず当たるという仕様で、今でもごく当たり前に存在しています。

実は、何故パチンコパチスロで負ける人がいるのかと言うと、それは歩いて行けば行けなくはない距離でわざわざタクシーを利用する人がいるのとそんなに違わない理由からなのです。一部の選ばれた人の特殊能力等ではなくて、真面目に取り組むかどうかであり、労力に見合うかどうかなのです。

他人のお金を使用しているという事を充分に自覚

当初は我慢が効かず借金が嵩むばかりでしたが、一ヶ月程立つと一進一退の収支となり、運良くその後数ヶ月で完済する事が出来ました。振り返ると危ない橋だったなと感じますが、それをよく承知の上で上限を決め、ストイックにそれ以外のお金を節約し、他人のお金を使用している事を充分に自覚していたからどうにかなったのだなと思います。

毎月余裕が出来た分を返済し、足りなくなったらまた借りて、次第に返す方が多くなって。借金は借り出すと止まりませんが、返し出すとそれもまた楽しくて止まらなくなるものでした。今ではいい想い出ですが、もっとも借金が膨らんだ時は本当に辛くて覚悟を決めたものです。

借金返済は何かを成し遂げているような気に

遊びも仕事も分け隔てありません。何だって真面目にやれば儲かるし、快楽に流されれば散財するばかりです。借金するのも場合によっては良いのですが、飽くまで本来予備的なものに手をつけているのだと自覚し、いつも以上に計画的でなければいけません。計画性もなくお金を借りるのは本当に愚の骨頂です。欲望に流されると儲かるものも儲からないのです。

私にとって、結果的に借金を少しずつ返済したのはいい想い出でした。何かを成し遂げているような気がしました。しかもさらに経済的余裕が出来ました。ただこれはれっきとした融資だったのでしょう。本来、遊ぶお金をなんて人に借りるものではありません。欲望に流されるとどうなるか分からないでしょう。

(36歳男性)
※ これはあくまでも個人の実際の体験からくる感想です